【薬学生の就活】「雰囲気」だけで決めてない?隠れ優良企業を見極める『逆質問』の極意

就活面接で「アットホームな職場」とアピールする面接官と、それを「逆質問」という虫眼鏡を使って慎重に見極めようとする薬学生のイラスト。タイトル文字「その『アットホーム』、信じて大丈夫?隠れ優良企業を見極める『逆質問』の極意」入り。

これまでやくフェスのブログでは、「大手神話の崩壊」「隠れ優良企業の存在」についてお伝えしてきました。「自分に合う企業を見つけたい!」と視野を広げた方も多いはずです。

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「そもそも隠れ優良企業ってどうやって探すの?」という方は、まずはこちらの記事をチェック!

しかし、いざ企業説明会や面接に行くと、こんな悩みに直面しませんか?

「どこの会社も『アットホーム』に見えて違いがわからない」
「本当に自分に合うか、短時間で見抜く自信がない」

人事担当者は会社の「良い面」を伝えるプロです。受動的に話を聞いているだけでは、リアルな姿は見えません。そこで重要なのが、学生側から企業に問いかける「逆質問」です。

今回は、現役の採用担当者と元人事部長の2名の監修のもと、入社後のミスマッチを防ぐための「攻めの逆質問」を伝授します。

目次

その「雰囲気」は、作られたものかもしれない

「面接官が優しかったから」「オフィスの雰囲気が明るかったから」

これらは志望動機としてよく挙がりますが、危険な落とし穴でもあります。面接は企業にとっての「よそ行き」の場。「人事の人が優しい」=「現場も優しい」とは限りません。

本当に見るべきは、「現場のリアルな働き方」や「社員の価値観」です。
これを効率よく引き出すための武器が、最後に聞かれる「何か質問はありますか?」の時です。

先輩薬剤師のリアルボイス(元人事部長の視点)

「『アットホーム』という言葉を鵜呑みにしないで」

長年、採用に関わってきましたが、「うちはアットホームです」しか言わない会社ほど、実は他にアピールポイントがないケースも…。

大切なのは「雰囲気」ではなく「実態」です。僕らのような中小規模の薬局は、綺麗事だけでなく泥臭い部分も含めて話せることが強み。だからこそ、遠慮せずに突っ込んだ質問をしてほしいですね。

(監修:やくフェス主催 / 漢方薬局 嶺耀堂 武田 隆芳)

【比較表】評価を下げる質問 vs 評価を上げる質問

逆質問には「良い質問」と「もったいない質問」があります。まずはその違いを表で整理しましょう。

就活の面接における「もったいない逆質問」と「攻めの逆質問」の比較図解。左側の「もったいない質問」では、HPを見ればわかること(企業理念、店舗数など)を聞いてしまい、面接官の評価が下がる様子を図示。右側の「攻めの逆質問」では、現場のリアルな情報(3年目の業務、活躍する人の特徴など)を聞くことで意欲が伝わり、面接官の評価が上がる様子を図示している。
質問の種類具体例採用担当者の印象得られる情報
もったいない質問
(調べればわかる)
「御社の経営理念は何ですか?」
「店舗数はいくつですか?」
「HPを見てないのかな?」
「志望度が低そう」
低い
(HPと同じ内容)
攻めの逆質問
(リアルを引き出す)
「活躍している社員の共通点は?」
「入社3年目の具体的な業務は?」
「働くイメージを持っているな」
「成長意欲が高そうだ」
高い
(社風や実態)

このように、一歩踏み込んだ質問をすることで、企業の実態が見えるだけでなく、あなたの評価もアップします。

隠れ優良企業を見抜く!おすすめ逆質問3選

では、具体的に何を聞けばいいのでしょうか? 薬学生が使うべき、効果的な質問を3つ厳選しました。

1. 成長環境を見極める質問

「入社3年目の社員の方は、具体的にどのような仕事を任されていますか?」

  • ここをチェック:「3年目」はあなたの近い未来の姿です。毎日同じルーチンワークばかりなのか、それともプロジェクトリーダーや店舗運営の一部を任されているのか。この答えで、その会社の「若手への期待値」と「成長スピード」がわかります。

先輩薬剤師のリアルボイス(採用担当の視点)

「この質問が来ると『おっ、この子は伸びるな』と思います」

採用担当として、条件面ばかり聞かれると「仕事に興味あるのかな?」と不安になりますが、成長に関する質問は好感度大です!

実際、いちょう薬局では2年目から管理薬剤師や採用担当を任せています。「若手にどこまで任せるか」は会社によって全然違うので、絶対に聞いた方がいいですよ!

(監修:いちょう薬局 新卒採用担当 氏家 大我)

2. 社風との相性(マッチング)を見極める質問

「御社で活躍されている方に、共通する性格や特徴はありますか?」

  • ここをチェック:「素直で指示を守る人」なのか、「自分で考えて提案する人」なのか。返ってきた答えが**今の自分に当てはまれば「買い」、違和感があれば「見送り」**です。無理をして入社しても、お互いに不幸になるだけです。

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「大手だから安心」と思っていませんか? 社風や相性で選ぶべき理由はこちらの記事で解説しています。

3. 職場のポジティブ度を測る質問

「最近、社内で起きた『いいニュース』や盛り上がった出来事は何ですか?」

  • ここをチェック:会社の「今の空気感」を探る変化球の質問です。すぐに笑顔でエピソードが出てくる会社は、社員同士のコミュニケーションが活発で雰囲気が良い証拠です。

よくある質問(FAQ)

給与や残業、有給について聞いてもいいですか?

聞いても大丈夫ですが、聞き方に注意が必要です。いきなり「残業はありますか?」と聞くと「働きたくないのかな?」と誤解される恐れがあります。「効率よく働いて成果を出したいのですが、平均的な残業時間はどのくらいですか?」など、前向きな枕詞をつけるとスムーズです。

参考記事

「でもやっぱり給料は気になる…」という方は、求人票の数字に騙されないためのこちらの記事がおすすめです。

逆質問はいくつ用意すればいいですか?

最低でも3つは用意しておきましょう。話の流れですでに解決してしまう場合もあるため、予備を持っておくと安心です。

まとめ:面接は「選ばれる場」であり「選ぶ場」でもある

就職活動において、学生と企業は対等な関係です。

「内定をもらうこと」をゴールにせず、「自分がイキイキと働ける場所か」を確認するために、ぜひ逆質問を活用してください。

とはいえ、いきなり本番の面接で鋭い質問をするのは勇気がいりますよね。

「やくフェス」は、今回監修してくれたやくフェス主催の武田や氏家さんのような「話しやすい採用担当者」が集まるイベントです。

まずはここで、企業担当者に「リアルな質問」を投げかけてみませんか? あなたの鋭い質問を歓迎してくれる「隠れ優良企業」が、きっと待っています。


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木目調の温かいテーブルを背景に、中央にLINEのロゴ、その周囲に「YAKUFES」というタイトル文字がデザインされています。周りにはビールジョッキや食器、薬学を象徴する乳鉢と乳棒が配置され、飲み会と薬学の融合を表現した親しみやすいイメージ画像です。
【対話重視】リアルな会話 × つながり
「求人票ではなく、人と話す」というやくフェスの最大の特徴を表現します。

モチーフ: 「吹き出し」+「笑顔」or「握手」

ビジュアル:

大小2つの吹き出しが重なっている(会話している様子)。

吹き出しの中に、シンプルな「ニコちゃんマーク」や、薬剤師の「十字マーク」を入れる。

印象: 「相談できそう」「先輩と話せる」という安心感を伝えます。

記事監修者 漢方薬局 嶺耀堂 薬剤師・やくフェス主催者 武田 隆芳 

これまで4年間病院8年間調剤薬局で勤務。

西洋薬で様々な事を学んできましたが、身近にいる人の悩みにもっと深く関わり治していきたいという想いがあり漢方の道へ。

西洋医学・東洋学にも精通。

また人事部長の経験から人を繋ぐ取り組み企業×学生の「やくフェス」を開催。

現在100人規模の人数が集まり随時開催されている。

記事作成者 いちょう薬局 人事担当・管理薬剤師 氏家 大我

星薬科大学卒業後、2023年に新卒でいちょう薬局へ入社。

入社わずか2年目で管理薬剤師と新卒採用担当に抜擢される。

「薬剤師業務×採用」の二刀流で毎日楽しく働きながら、将来的には独立も視野に入れ活動中

中小規模だからこそ実現できる「圧倒的な成長スピード」を体現する若手エース。

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