【女子学生必見】「産休・育休制度あり」だけで選ぶと後悔する?大手チェーンの「制度」vs 中小薬局の「理解」。長く輝ける場所はどっち?

「制度」と「理解」を対比させた記事サムネイル。左側は寒色系で、山積みの書類(マニュアル)と「転勤辞令」を持つ無機質な手。右側は暖色系で、ノートPCを開いて自宅で子供を抱きながら笑顔で仕事をする女性薬剤師(オンライン漢方相談の様子)。中央に「制度があっても、使えますか?」のコピー。

薬学部の女子学生とお話ししていると、聞かれる質問があります。

「産休・育休の制度は整っていますか?」

もちろん、答えはイエスです。今の時代、制度がない薬局なんてほとんどありません。

でも、就活で本当に確認すべきなのは「制度があるかどうか(=紙に書いてあるか)」ではありません。

「その制度を、気兼ねなく、あなたの状況に合わせて使えるか」です。

今回は、数多くの薬剤師面接を行ってきた前原先生(太陽堂 採用担当)と、学生の本音を一番近くで聞いている氏家先生(いちょう薬局 新卒採用担当)が、「大手チェーンの制度」の落とし穴と、「中小だからできる柔軟な働き方」について本音で語ります。

目次

1. 「復帰率100%」の裏にある「片道90分」のリアル

大手チェーンのパンフレットにはよく「育休復帰率100%」と書かれています。これは素晴らしい数字ですが、前原先生は「その『中身』を見てほしい」と言います。

採用担当のリアルボイス(面接官の視点)

「『戻れる』ことと『働き続けられる』ことは違います」

太陽堂の中途採用面接に来られる方で多いのが、「大手で育休から復帰したら、片道1時間半かかる店舗に配属された」というケースです。

大手チェーンは組織が大きいため、人員配置のパズルを埋めることが優先されがちです。「制度上、復帰はできた。でも、保育園のお迎えに間に合わないから辞めざるを得ない」

これが、「制度はあるけど使えない(働き続けられない)」という悲しい現実です。

(監修:漢方薬局 太陽堂 採用担当 前原 先生)

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「じゃあ、どうやって入社前に見極めればいいの?」と思った方は、面接でブラック企業を見抜く「逆質問」のテクニックをまとめたこちらの記事をチェックしてください。

2. 重要なのは「マニュアル」より「新しい働き方を作れるか」

一方で、中小規模の優良企業(やくフェス参加企業など)には、ガチガチのマニュアルはありません。

その代わりにあるのが、「個別の事情に合わせて、新しい働き方さえ作ってしまう柔軟性」です。

前原先生は、太陽堂の姉妹店である「嶺耀堂(れいようどう)」の実例を教えてくれました。これがまさに、中小ならではの強みです。

採用担当のリアルボイス(新しい働き方の提案)

「『地方で子育てしながら、オンライン漢方』という選択肢」

実は、私たちの姉妹店『嶺耀堂』では、子育て中の薬剤師さんが完全在宅・オンラインで漢方相談を行っています。

彼女たちは地方に住んでいて、パートタイムで働いています。「子供が小さくて外には出られないけど、漢方のスキルは活かしたい」。そんな想いに応えるために、オンライン相談の仕組みを整えました。

「通勤できないなら辞めるしかない」という0か100かの思考ではなく、「じゃあ、オンラインで働ける環境を作ろうか」と動けるのが、私たちの強みです。

(監修:漢方薬局 太陽堂 薬剤師採用担当 前原 先生)

また、いちょう薬局の氏家さんは、会社の規模よりも「社長やスタッフとの距離感」が大切だと語ります。

若手リクルーターのリアルボイス(現場の視点)

「社長への相談が、チャット一本で終わるスピード感」

いちょう薬局でも、「子供が熱を出した!」という時、社長や同僚にチャット一本で連絡すれば、「OK!あとは任せて帰って!」と返ってきます。

大手だと、まずはコールセンターやエリアマネージャーに連絡して…と手続きが大変なこともあります。

私たちは社員一人一人の顔が見えているので、「誰かが困った時はお互い様」で即座に対応できるんです。この心理的安全性こそが、長く働く秘訣だと思います。

(監修:いちょう薬局 新卒採用担当 氏家 大我)

3. 【比較図解】大手 vs 中小「ライフイベント対応」の違い

「大手チェーン」「理解ある中小薬局」の違いを整理しました。

あなたが求めている「安心」はどちらですか?

大手チェーンと中小薬局の働き方を比較した天秤のイラスト。左側の皿には「分厚いマニュアル」「転勤辞令」「満員電車(通勤必須)」が乗っており、重苦しい雰囲気。右側の皿には「ノートPC(在宅ワーク)」「笑顔の仲間」「ハートマーク(柔軟な理解)」が乗っており、明るく軽やかな雰囲気。
比較項目一般的な大手チェーン理解のある中小薬局(太陽堂・いちょう薬局など)
育休復帰後の配属エリア内での異動あり(遠くなるリスク)原則、元の店舗や希望エリア
勤務形態店舗出勤が必須オンライン相談・在宅ワークの可能性あり
(※嶺耀堂の実例など)
急な休み代わりのヘルプ手配がシステム的店舗間連携や社長判断で即対応
キャリア時短中は昇進が遅れる(マミートラック)時間より成果。時短・在宅でも専門職へ

4. 女子学生からよくある質問(FAQ)

中小だと、人数が少なくて休むのが申し訳なくなりそうです…。

(氏家先生) 逆なんです!大手はギリギリの人数で回していることが多いですが、私たちは「お互い様」の精神で少し余裕を持たせたり、社長自ら現場に出たりしてカバーします。

「誰かが困った時は助ける」という文化が根付いている会社を選べば大丈夫です。

ずっと時短勤務や在宅だと、お給料やキャリアが心配です。

A. 前原先生) 太陽堂・嶺耀堂では、働く「時間」ではなく「質(成果)」を評価します。ライフイベントで一時的に勤務時間が短くなっても、専門スキル(漢方など)があれば高い評価を得られます。

実は、目先の初任給よりも「長く働き続けられる環境」の方が、生涯年収は圧倒的に高くなるんですよ。

参考記事

「長く働くこと」がどれだけ生涯年収に影響するか、数字のカラクリを知りたい方はこちら。

男性でも育休は取れますか?

(氏家先生) もちろんです!最近は男性スタッフの育休取得も増えています。中小だからこそ「前例がないなら、君が第一号になって制度を作ろうよ」という柔軟なスタンスで応援します。

参考記事

将来、組織に縛られずに「自分の裁量」で働きたいと考えているなら、こちらの記事もおすすめです。

まとめ:制度の「説明書き」より、働く人の「表情」を見よう

就職活動で企業のブースに行ったら、「育休制度はありますか?」と聞くのは卒業しましょう。

代わりに、こう聞いてみてください。

「実際に子育てしながら働いているスタッフさんは、どんな様子ですか?」

その時、採用担当者が具体的なスタッフの顔を思い浮かべて、嬉しそうに「ああ、〇〇さんは今オンラインでバリバリやってるよ!」とエピソードを話してくれるなら、そこはきっと「制度」以上に「愛(理解)」がある会社です。

前原先生や氏家先生に、ぜひそのリアルな空気感を聞きに来てください。


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木目調の温かいテーブルを背景に、中央にLINEのロゴ、その周囲に「YAKUFES」というタイトル文字がデザインされています。周りにはビールジョッキや食器、薬学を象徴する乳鉢と乳棒が配置され、飲み会と薬学の融合を表現した親しみやすいイメージ画像です。
【対話重視】リアルな会話 × つながり
「求人票ではなく、人と話す」というやくフェスの最大の特徴を表現します。

モチーフ: 「吹き出し」+「笑顔」or「握手」

ビジュアル:

大小2つの吹き出しが重なっている(会話している様子)。

吹き出しの中に、シンプルな「ニコちゃんマーク」や、薬剤師の「十字マーク」を入れる。

印象: 「相談できそう」「先輩と話せる」という安心感を伝えます。

記事監修者 漢方薬局 太陽堂 漢方薬剤師 前原 信太郎

祖父が沖縄で開業医をしていた影響もあって、薬に触れる仕事がしたいと「薬学」の道へ。

6 年間調剤薬局に勤めていましたがライフスタイルや食生活が変化する現代において、調剤(病院のお薬)だけで病気を治していく事に限界を感じ、2017年漢方薬局 太陽堂に入局。

その中で一人一人の体質に合わせて病気を改善していく漢方に出会い、その道に進み、今に至る。

記事作成者 いちょう薬局 人事担当・管理薬剤師 氏家 大我

星薬科大学卒業後、2023年に新卒でいちょう薬局へ入社。

入社わずか2年目で管理薬剤師と新卒採用担当に抜擢される。

「薬剤師業務×採用」の二刀流で毎日楽しく働きながら、将来的には独立も視野に入れ活動中

中小規模だからこそ実現できる「圧倒的な成長スピード」を体現する若手エース。

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