実務実習の持ち物と服装|初日までに準備するものと、薬局実習1日の流れ

薬局実務実習の徹底ガイドのサムネイル。「服装と持ち物」「初日までの準備チェックリスト」「実習1日の流れ(タイムスケジュール)」の3つのセクションが分かりやすくイラストでまとめられています。

「実務実習って、何を持っていけばいいの?」
「服装はスーツ?白衣って自分で買うの?」
「初日、何時に行けばいいんだろう……」

実習の開始が近づいて、「実務実習 持ち物」「実務実習 服装」とスマホで検索して、結局よく分からないままになっていませんか?

結論から先に言います。持ち物と服装は、大学と実習先から事前に案内があります。それに従うのが正解です。

ただし、その案内に書かれていないもので、あると助かるものがあります。そして、受け入れる側は初日から見ています。

今回は、実習生を受け入れる薬局の立場から、服装持ち物1日の流れ、そしてそれが就職にまでつながる理由を整理します。

目次

1. 服装|まず「案内に従う」が正解

服装のきまりは、実習先ごとに違います。病院と薬局でも、薬局同士でも違います。

だから、ネットの情報より大学と実習先からの案内が最優先です。書いてあるとおりにしてください。

そのうえで、案内に書かれていないことで迷いやすいのが次の点です。

迷いやすい項目考え方
1日立ちっぱなし。歩きやすく、音が出にくいもの
お辞儀をしたときに顔にかからない長さ・まとめ方
短く。調剤や監査で手元を見られる場面が多い
香り香水・柔軟剤は控えめに。体調が悪い患者さんが来る場所
アクセサリー外すのが基本。衛生面と、機械に引っかかる危険のため

迷ったら、「患者さんから見て、安心できる格好か」で決めれば、だいたい間違えません。

2. 持ち物|案内には載っていないけれど、あると助かるもの

実習記録や指定の書類は、大学からの案内どおりに用意してください。ここでは、案内に書かれていないのに役立つものを挙げます。

  • 白衣のポケットに入るサイズのメモ帳(大きいノートは持ち歩けません)
  • ボールペン(黒+もう1色)。ペンを借りる場面を減らせます
  • 秒が読める腕時計。スマホを出しにくい場面が多いためです
  • 替えのマスクと、自分の常備薬
  • 印鑑(書類に押す場面があることがあります)

選ぶ基準は1つです。「白衣のポケットに入るか」。実習中は、机に戻れる時間がほとんどありません。

専門家コラム:持ち物には「準備してきたか」が出ます

ここからは、実習生を受け入れる側であり、採用する側でもある薬局経営者の話です。

採用する側のリアルボイス

「実習やインターンは、そもそも勉強ありきの場です。そこをないがしろにしている人は、すぐ分かります」

採用の場面で私が見ているのは、気を使える人かどうかです。自分本位に走る人は、残念ながら長く続きません。

そして面接で確実に聞くのは「何をしたいのか」です。見ているのは心意気です。

(林 泰太郎/漢方薬局 太陽堂)

メモ帳を持っているかどうかは、些細なことに見えます。でも受け入れる側から見ると、「学びに来た」という意思表示に見えます。

高い道具は要りません。持ってきているか、それだけです。

【あわせて読みたい】

実務実習そのものの仕組み(22週間の中身・実習先の決まり方)は、こちらにまとめています。

3. 薬局実習の1日の流れ(一例)

流れは実習先によって大きく違います。あくまでイメージをつかむための一例として見てください。

時間帯だいたいの内容
開店前白衣に着替え、朝礼。その日の予定を共有
午前処方箋の受付が集中。調剤・監査を見学、または補助
休憩。午前中の疑問をメモにまとめておく時間
午後在宅訪問への同行、医薬品の管理、指導薬剤師からの解説
閉店後実習記録の記入。分からなかった点を質問する

午前は忙しく、質問しにくい時間帯です。疑問はメモにためて、落ち着いた時間にまとめて聞くほうが、お互いにとって良い形になります。

【比較表】初日で差がつく「準備した学生 vs していない学生」

場面準備していない学生準備した学生
メモその場で覚えようとするポケットのメモ帳にすぐ書く
質問忙しい時間に次々聞くためておいて、落ち着いた時間に聞く
服装「たぶん大丈夫」で来る案内を読み返してから来る
初日の印象「様子見の子」「学びに来た子」

能力の差ではありません。前日に案内をもう一度読んだかどうか、それだけの差です。

4. 実習の準備が、就職にまでつながる3つの理由

理由①:実習先が就職先になることがある

実習で良い関係を築いた薬局・病院から、就職の声がかかることは珍しくありません。初日からの積み重ねが、そのまま評価になります。

理由②:「準備できる人」は、面接でも伝わる

実習で身についた「案内を読み込んでから行く」という習慣は、そのまま企業研究の姿勢になります。面接官は、そこを見ています。

理由③:現場を「見る目」が育つ

実習は、あなたが評価される場であると同時に、あなたが職場を内側から見る場でもあります。スタッフ同士の空気、患者さんへの接し方。求人票では分からない情報です。

実習を終えて「病院か薬局か」で迷ったら、こちらもどうぞ。

実務実習の準備に関するよくある質問(FAQ)

服装は、やっぱりスーツで行くべきですか?

実習先の案内に従ってください。指定がある場合はそれが絶対です。

指定がなく迷う場合は、初日だけきちんとした服装で行き、その場で確認するのが無難です。

白衣は自分で用意するのですか?

大学で用意する場合、実習先が貸し出す場合、どちらもあります。

勝手に買う前に、必ず大学の実習担当部署に確認してください。

メモは、何でも書いていいのですか?

患者さんの氏名など、個人が特定できる情報は書いてはいけません。ここは実習で最も大切なルールのひとつです。

メモに書いてよいのは、薬の名前・考え方・手順など、学びの内容です。判断に迷ったら、その場で指導薬剤師に確認してください。

初日、緊張して何も話せなさそうです…

(林先生) 完璧に話せる学生を求めてはいません。分からないことを素直に聞けるかどうかのほうが、ずっと大きいです。

知ったかぶりをするより、聞いてメモを取るほうが、現場では信頼されます。

まとめ:準備は、能力ではなく「読み返したか」の差

  • 服装・持ち物は大学と実習先の案内が最優先。ネットの情報より確実
  • 案内にないもので役立つのはポケットに入るメモ帳・ペン・腕時計
  • 患者さんの個人情報はメモしない
  • 初日の印象の差は能力ではなく、前日に案内を読み返したかどうか

実習は22週間あります。初日の準備は、その長い期間を「働かされる時間」ではなく「見に行く時間」に変えるスイッチです。

※本記事の服装・持ち物・1日の流れは、一般的な例をまとめたものです。実際のきまりは大学・実習先によって異なります。必ず在籍する大学および実習先からの案内に従ってください。


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木目調の温かいテーブルを背景に、中央にLINEのロゴ、その周囲に「YAKUFES」というタイトル文字がデザインされています。周りにはビールジョッキや食器、薬学を象徴する乳鉢と乳棒が配置され、飲み会と薬学の融合を表現した親しみやすいイメージ画像です。
【対話重視】リアルな会話 × つながり
「求人票ではなく、人と話す」というやくフェスの最大の特徴を表現します。

モチーフ: 「吹き出し」+「笑顔」or「握手」

ビジュアル:

大小2つの吹き出しが重なっている(会話している様子)。

吹き出しの中に、シンプルな「ニコちゃんマーク」や、薬剤師の「十字マーク」を入れる。

印象: 「相談できそう」「先輩と話せる」という安心感を伝えます。

記事監修者 漢方薬局 太陽堂 薬局長・薬剤師 林 泰太郎

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

記事監修者 アトイ 人事・管理薬剤師 高橋 透泰

在宅特化型薬局に5年間勤務、在宅医療の経験を積む。

その経験を活かし、管理薬剤師としての役割や薬局運営にも幅広く関わりたいと考え、株式会社アトイに転職。

現在はブルーム薬局上溝店で管理薬剤師として勤務し、在宅医療に加え、学校薬剤師や薬物乱用防止活動などを通じて地域の方々と関わりながら、薬剤師としての役割を広げている。

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